Thursday, 22 March 2018 10:34

パプア州のBUAH MERAH(赤い果物)

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ワルナワルニの時間です。今日は、パプア州のBUAH MERAH(赤い果物)をご紹介します。この放送は、www.voinews.id.で聞くことができます。

Buah Merah は、パプアの伝統的な果物です。パプア州のワメナの人々は、この果物をクアンスと呼びます。学名は、パンダナス コノイデスで、これは、Buah Merahがパンダナス科植物に属するからです。Buah Merah  の木は、パンダナスに似ていますが、高さは、16メートルに達することがあります。 Buah Merahの実は、長さは55センチメートル、直径10-15センチメートル、重さは23キロに達します。した時の色は、やかな赤い、えび茶色ですが、果実が茶色や黄褐色の物もあります。

なぜ、人々は“赤い果実”と呼ぶのでしょうか?それは、この植物が赤いからです。この植物は、大きな赤い球形をしていて、その ほとんどは、ジャヤ ウイジャヤ山地(ワメナとトリカラ)、ジャヤプラ、モノクワリ、ナビール、ティミカ、そしてアヤマールソロンにあります。ワメナの人々は、普通、石を燃(も)やす伝統的な儀式の時の食べ物としてBuah Merahを供しています。Buah Merahは、昔から代々食べられていました。なぜなら、眼病 、寄生虫(きせいちゅう)、皮膚の予防や体力の増強などの様々な病気を治す効能があるからです。彼らはまた、天然の染料として、この植物の事を知っています。

Buah merahは、パプアとパプア ニューギニアでしか見られない果物です。パプアのBuah merahの主な可能性は、伝統的に、山岳地帯や沿岸地域に住む人々によって植物油の原料として使用されています。この実からできた油は パプアの人々の主食である サゴやサツマイモなどの調味料としても使用されています。 Buah merahは、非常に高い脂肪を含み、これは、乾燥重量あたり35%です。脂肪酸含量は、一般に食用油脂肪酸含量と同じです。したがって、Buah merahは、ココナッツや油ヤシ以外の植物油の原料としての可能性も持っています。パプア州のマスコットの1つであるBuah merahには、抗酸化物質も含まれています。オメガ9が豊富で、ベータ カロチンは、ニンジンやベリーよりも高いです。

この植物の栽培は、1983年にNicolaas Maniagasiという地方住民によって始まりました。彼の努力のために、2002Kehati Award の環境賞を受賞しました。Buah Merahの治療の有効性に関する研究は、ジャヤプラのCendrawasih大学の研究者であり講師の、I Made Budi 学士によって最初に行われました。栄養学者として、彼は、Buah Merahを食べたワメナ、ティミカ、ジャヤウィジャヤ山地の村々の伝統的な人々の習慣を粘り強く観察しました。彼の研究に基づいて、Buah Merahを食べる地元の人々は、大変、丈夫で高い持久力があります、しかし、彼らは、厳しい自然条件の中で全てが不十分でオープンに伝統的に生きています。

これで、ワルナワルニを終わります。明日も、他の魅力的なトピックで、またお会いしましょう。

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