ワルナワルニです。今日は、ガリン・ヌグロホ監督の映画『サムサラ』がシンガポールで上映されることについてお伝えします。
ガリン・ヌグロホ監督による「サムサラ」と題された白黒サイレント映画が、2024年5月10日にシンガポールのエスプラネード・コンサート・ホールで初公開されます。土曜日に受け取ったプレスリリースによると、この映画は、俳優のアリオ・バユとインドネシア系オーストラリア人のダンサー、ジュリエット・ウィディアサリ・バーネットが主演し、インドネシア共和国の文化・研究・技術省の支援を受け、サイネリア・フィルムズ、ガリン・ワークショップ、リンクス・フィルムズとエスプラネード・シアター・オン・ザ・ベイ・シンガポールおよびSilurbarong.coとのコラボレーションの成果となります。
ガリンにとって、この作品を作ることは、インドネシアのさまざまな地域に息づく伝統的な儀式を主導し実行するようなものです。ガリンは、「サムサラ」の制作を、メイクアップアーティスト、料理人、舞台係、ダンサー、ミュージシャンなど、さまざまな職業が参加するセレモニーだと語りました。「サムサラ」という映画は、1930年代のバリ島を舞台に、愛する女性の裕福な両親にプロポーズを断られた貧しい家庭出身の男性の物語を描いています。その後、彼は、猿王と魔法の契約を結び、富を得るために闇の儀式を行いました。しかし、その過程で儀式は、実際に苦しみを引き起こします。「サムサラ」では、ガムランオーケストラ、伝統舞踊、仮面やワヤンなど、多くの伝統的なバリのパフォーマンス要素をデジタル電子音楽や現代的なダンスと仮面と組み合わせてフィーチャーします。
「サムサラ」という映画には、ガス・バン・サダ、シコ・セティヤント、ダンスマエストロのイ・ケトゥット・アリーニ、コック・サウィトリ、アリャニ・ウィレムスなどの有名なインドネシアの俳優やダンサーのほか、バリ島のブミ・バジュラ・コミュニティのダンサーが出演しています。この映画のバリのガムラン演奏は、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学を卒業し、古代バリ音楽、西洋クラシック音楽、さらに韓国、ガーナ、インドの伝統音楽を研究した音楽作曲家で/民族音楽学者のワヤン・スディラナによって行われました。一方、デジタル電子音楽は、Gabber Modus Operandi 音楽グループ、すなわち Kasimyn と Ican Harem によって演奏されました。
これで、ワルナワルニを終わります。明日も他の素敵なトピックで、またお会いしましょう。