プソナインドネシアです。今日は、東南スラウェシ州ブトン島のWAWOANGI(ワウォアンギ)モスクをご紹介します。
ワウォアンギモスクは、ブトン島で最も古いモスクです。場所は、東南スラウェシ州、南ブトン県のサンポラワ郡、ワウォアンギ村の山の上に位置しています。このモスクは「風の上にモスク」という名前でも知られています。ワウォアンギの言葉「cia-cia」が 「風の上」を意味するため、このモスクは「風の上のモスク」と呼ばれています。ワウォアンギモスクは、1527年にSyeh Abdul Wahidによって設立され、ブトン島でイスラム教を布教する上での 最初のモスクであったと考えられています。
ワウォンギモスクの建物は、シンプルに見えますが、このモスクには、独自の特徴があります。モスクの建物は全部、木で作られていて、壁は、立った姿勢で隙間のある 小さな竹で作られています。この竹は、砂糖椰子樹木の繊維で編まれています。屋根は、薄いチーク材で、できており、モスクのそばに ドームや塔は ありません。モスクの中庭には、サンダルウッドの木と複数の古い墓があります。その古い墓の1つは、スルタンブトン7世の父、スルタンラサパラガウの墓です。
ワウォンギモスクは、集落 から かなり離れているため、住民が日常的にお祈りする事はほとんどありません。しかし、モスクは いまだワウォンギ村の住民によってきちんと保全および維持されています。伝統的な活動のために、このモスクは、しばしば使用されてます。 ラマダンの聖なる月の間、ワワンギモスクは通常、タラウィの祈りを行いたい 住民が訪れます。
これで、パソナインドネシアを終わります。明日も、他の魅力的なトピックで、またお会いしましょう。