国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、11月27日月曜日、今週開催されるCOP28気候変動会議に出席する世界の指導者らは、「転換点」に達する前に地球温暖化の危険なペースを止める必要があると強調しました。国連事務総長は先週末、南極の氷が「非常に驚くべき」速度、つまり1990年代初頭の3倍の速度で溶けている様子を目の当たりにした後、米国ニューヨークの国連本部で記者団に語りました。アントニオ・グテーレス氏は、海氷の融解は海面上昇を意味し、それは世界中の沿岸地域社会の命と生計を直接脅かすと述べました。同氏は世界の指導者に対し、地球の気温上昇を摂氏1.5度に抑え、気候の混乱から社会を守り、化石燃料の時代を終わらせるよう要請しました。COP28とは、気候変動枠組条約の第28回締約国会議を指し、 11月30日から12月12日までアラブ首長国連邦のドバイで開催予定です。