ワルナワルニです。今日は、ユネスコはバリのスバクを人間と水の関係の理想的な例と呼ぶことについてお伝えします。
ユネスコ東アジア事務所の所長兼代表であるシャバズ・カーン氏は、バリ島のスバック灌漑システムを、特に水の利用において環境と人間関係の理想的な例だと述べました。これは、各国の河川問題の克服に向けた協力を議論するセミナーとして、「流れる川、収束する未来」をテーマにした「長江文化フォーラム」の開会式で、シャーバズ・カーン氏がかたったものです。カーン氏によると、ユネスコは現在、「統合水資源管理」(IWRM)、つまり環境を損なうことなく社会的・経済的福祉を最大化するために水、土地、資源の管理を調整する開発の実施を奨励しているということです。シャバズ・カーンによると、スバックにはトリ・ヒタ・カラナ原則を通じて3つの要素を統合する原則があるということです。トリ・ヒタ・カラナは、3 を意味するトリ、幸福または繁栄を意味するヒタ、理由を意味するカラナの 3 つの単語から来ています。トリ・ヒタ・カラナの適用形態は、人間、神、自然の間の儀式または関係の形態として、3つの重要な要素に分けられます。2012 年 6 月 29 日、ロシアのサンクトペテルブルクで開催された第 36 回ユネスコ世界遺産委員会会議で、スバクの世界文化遺産としての提案がユネスコによって承認され、指定されました。申請書によると、約2万ヘクタールの面積を持つバリのスバックは、バンリ、ギャニャール、バドゥン、ブレレン、タバナンの5つの県のサブバックで構成されています。
これで、ワルナワルニを終わります。明日も、他の素敵なトピックで、またお会いしましょう。