国連機関は、ガザ北部の子どもの栄養失調のレベルは「極度」で、支援がまだ受けられる南部のパレスチナ入植地に比べて3倍も高いと述べました。世界保健機関(WHO)のガザとヨルダン川西岸代表リチャード・ピーパーコーン氏は、ガザ北部の2歳未満の子供の6人に1人が急性栄養失調に苦しんでいると述べました。国連児童基金(ユニセフ)のジェームズ・エルダー報道官は、ガザ北部の5歳未満の子どもの栄養失調率は、南部ラファの3倍高いと述べました。10月7日にイスラエルの攻撃が始まって以来、ガザ北部への援助は非常に限られています。ガザ保健省はここ数日、ガザ北部のカマル・アドワン病院で少なくとも15人の子供が栄養失調と脱水症状で死亡したと発表しました。先月、人道支援を待つガザ住民に対してイスラエル軍が行った虐殺以来、イスラエルにこの人道危機を克服するよう求める声が強まっています。