オーストラリア政府は、イスラエルによるガザとレバノンへの継続的な攻撃によって治安状況が悪化したことを受けて、オーストラリア国民に対する渡航警告を更新し、直ちに国外へ出国するよう呼び掛けました。オーストラリア外相によると、オーストラリア政府は国民とその家族2,748人をレバノンから避難させたということです。イスラエルのガザ攻撃は、長期にわたる封鎖による食料、きれいな水、医療用品の深刻な不足により、すでに悲惨な人道危機を悪化させています。イスラエルとハマスの停戦合意と捕虜交換の確保を仲介役として米国、エジプト、カタールが主導した取り組みは、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が戦闘停止を拒否したため失敗に終わりました。一方、イスラエルはレバノンへの軍事作戦を拡大し、陸空攻撃を行っているため、地域の緊張は高まり続けています。