パソナインドネシアの 時間です。今日は、北スマトラ州のSIPAHA LIMA（シパハリマ）の伝統をご紹介します。
バタク族は、一般に北スマトラ州に住んでいて、現在、キリスト教、イスラム教、カトリックを信仰しています。また、他にも 伝統的な宗教、すなわちマリム教を信仰している人々がいます。ウガモまたはマリム教は、バタク族 本来の宗教です。ウガモマリムの信仰者は、パルマリムと呼ばれ、ウガモマリムの最高指導者は、シジンガマンガラジャ国王、1世からll 世までです。ウガモマリム教は、北スマトラ州のトバサ県にあるラグボティのフタティンギを中心としています。マリム教を信仰するバタク人には、彼らの伝統的な信念と密接に関連している文化的伝統があります。その1つが、シパハリマ儀式です。
シパハリマは、Debata Mula Jadi Na Bolonという神へ、1年を通しての食糧、健康、安全に対する感謝を形にしています。一頭の水牛が、屠殺され、供物となり、Tortorダンスと バタクの伝統音楽、Gondang Sebangunanのリズムがそれに伴ないます。シパハリマは、通常、北スマトラ州のトバサモシール県、ラグボティ郡、パルドムアンナウリ村のフタティンギのパソギットホールで開催されます。
パルサンティアンホールの中庭では、女性と女性、男性と男性が、儀式場を取り囲みます。ウガモマリムの指導者が、儀式を主導し、手のMenortorの動きを伴うGondangの伴奏に合わせた祈りで 儀式は始まります。夕方に近づくと、男性グループが立ち上がり、彼らは、水牛を広場の真ん中に引っ張り出し、用意されていた木につなぎます。水牛のパレードからつなぐまでは、Gondangの動き、歌、リズムで行われます。水牛がつながれた後、女性と男性は、交互にTor torを踊り、水牛は、屠殺され、Parhobasという名のしもべ役の男たちが、準備されていた担架で水牛を 運びます。屠殺された後、肉は、調理され、残りの肉は、住民に均等に分配されます。
これで、パソナインドネシアを終わります。明日も、他の魅力的なトピックで、またお会いしましょう。
