パソナインドネシアです。今日は、中部スラウェシ州の料理UTA KELOをご紹介します。
中央スラウェシ州パルの人々は、断食明けに特別な料理を食べます。その名前はウタ・ケロです。ケロは中央スラウェシ州の部族の 1 つであるカイリ族の言葉でモリンガの葉を意味し、その名の通り、ウタ・ケロは、モリンガの葉から作られた料理です。モリンガの葉は、カイリ族が住む村々で簡単に見つけることができます。なぜなら、彼らは普通、家の境界にモリンガを植えるからです。ウタ・ケロは、ココナッツミルクを使って調理され、若いケポックバナナ、紫ナス、干しエビなど、他の材料が加えられます。料理するのに適したモリンガの葉は、モリンガの若い葉で、柔らかいだけでなく、苦味もありません。
味は、香ばしくて美味しいです。また、薄切りにした 青唐辛子が入っているので少しスパイシーです。ウタ・ケロは、とうもろこしご飯や茹でた芋に小魚のサンバルとカトンボ魚または焼きサバを添えて食べると、より美味しくなります。また、おいしい上に栄養とビタミンが豊富だと信じられています。研究によると、モリンガの葉には、非常に完全な栄養が含まれています。ウタ・ケロを食べると、日常の活動に 特別なエネルギーが供給されると考えられています。
ウタ・ケロは、パルに住む人々がラマダン月に1日の断食明けに好んで食べる料理です。この料理は、中部スラウェシ州パル市の道端に広く点在するカイリ族の独特な屋台で、簡単に楽しむことができます。ご飯とおかずがセットになって15,000ルピア~20,000ルピアで販売されています。住民達は、ウタ・ケロを食べた人々は、誰でも再び中部スラウェシ州を訪れると信じています。理由は、おいしいウタ・ケロをもう一度味わいたいというだけでなく、ウタ・ケロを食べた部族以外の人々がいつか戻ってきて、居住地に定住するという神話がカイリ族にあるからです。
これで、パソナインドネシアを終わります。明日も、他の素敵なトピックで、またお会いしましょう。