ニューヨークに本拠を置く国連人権高等弁務官事務所のクレイグ・モカイバー所長は、自身の組織がガザでの虐殺を阻止できなかったと考え、その職を辞任しました。モカイバー氏は、ジュネーブのフォルカー・トルコ国連人権高等弁務官に辞表を送りました。同氏は、国連が大量虐殺を阻止できなかったのはこれが初めてではないと述べました。同氏によると、国連は以前にもルワンダのツチ族、ボスニアのイスラム教徒、イラクのヤジディ教徒、ミャンマーのロヒンギャに対する大量虐殺を阻止できなかったということです。モカイバー氏はまた、米国、英国、そしてほとんどの欧州諸国がこの恐ろしい攻撃に完全に加担していると非難しました。同氏によると、これらの国の政府はジュネーブ条約に基づく条約義務の履行を拒否するだけでなく、イスラエル攻撃に積極的に武装し、経済的・情報的支援を提供し、イスラエルの残虐行為に対して政治的・外交的保護を提供しているということです。
