パソナインドネシアです。今日は、ジョクジャカルタ特別州の料理BESENGEK TEMPE BENGUK(ベセンゲク・テンペ・ベングク)をご紹介します。
ジョグジャカルタ特別州には、見逃せないさまざまな名物料理があります。最も有名なものの 1 つは、この街の料理の象徴となっている甘い味の食べ物、グデグです。グデグ以外にも、ぜひ試してみたいグルメがあります。そのうちの1つ、ベセンゲク・テンペ・ベングクです。ベセンゲク・テンペ・ベングクは、ジョグジャカルタ特別州のクロンプロゴ県の代表的な食べ物です。テンペ・ベングクは、大豆の代替品として豆の一種であるベングク、つまりコロ豆から作られたテンペです。テンペ・ベングクの作り方は、大豆テンペの作り方と同じです。しかし、テンペになった後は、ベセンゲク法で加工されます。それは、テンペ・ベングクをスパイスの効いたココナッツミルクに浸して調理することです。調理プロセスには、非常に時間がかかり、最大で 10 日かかる場合があります。
ベセンゲク・テンペ・ベングクは、 4 世代以上続いていると考えられています。以前、クロンプロゴ地域では、コロベングク豆が非常に豊富であったため、地元住民はコロベングク豆を郷土料理として使用していました。ベセンゲク・テンペ・ベングクの外観は黒く、ココナッツミルクによってわずかに灰色がかっているため、あまり魅力的ではありません。しかし、地元住民にとって、この料理は人生における哲学的な意味を持っています。黒は、神秘や恐怖を感じさせながらも力強さを感じさせる色です。灰色は、知性を象徴しており、これは調理工程を間違えると形がなくなってしまうカニル・ココナッツミルク(濃厚なココナッツミルク)を作ることに由来しています。
食べてみると、テンペ・ベングクの味はとても柔らかく、スパイスの風味が美味しいです。ベセンゲク・テンペ・ベングクを味わいたい場合は、早朝にクロンプロゴのンガングルン市場に行くのがおすすめです。そこでは、調理したての温かいベセンゲク・テンペ・ブングクと、ココナッツの葉の香ばしい香りに包み込まれます。価格は10テンペあたり5000ルピア程度と比較的手頃です。
これで、パソナインドネシアを終わります。明日も、他の素敵なトピックで、またお会いしましょう。