パソナインドネシアの時間です。今日は、Betawiの慣習で、結婚の忠誠心(ちゅうせいしん)の象徴であるROTI BUAYA(ワニのパン)についてご紹介します。この放送は、www.voinews.idで聞くことができます。
Roti Buaya は、ヨーロッパ人がインドネシアに入ったときにBetawi人によって知られるようになりました。したがって、ヨーロッパの伝統と文化は、ジャカルタの先住民族と多少とも関係がありました。その一つは、結婚式です。結婚には、サインや記号の必要があります。その時、ヨーロッパ人は、結婚の象徴として花を身に着けました。Betawiの人々は、ヨーロッパを模倣したり負けたりしたくないと感じたため、結婚式で独自のシンボルを持つことを望んでいました。Roti Buaya は、Betawiの結婚の象徴として選択されました。
Roti Buayaは独自の哲学を持っていたため、Betawiの結婚式のシンボルになりました。 Betawiの人々の信念によれば、Roti Buayaは、安定と忠誠を象徴するシンボルです。安定の意味は、パンにあります。昔は、貴族だけがパンを食べることができました。一方、忠誠の意味は、ワニにあります。Betawi人は、ワニは一生に一度だけ結婚をすると信じています。そのため、新婦と新郎の両方が安定し、最後まで忠誠を尽くすことができるようにとの祈りを込めて、Roti BuayaはBetawiの結婚のシンボルになりました。
Betawiの結婚式では新郎は通常、一組のRoti Buayaのペアと、女性を象徴したRoti Buayaの上に置かれた小さなRoti Buayaを持ってきます。もちろん、これにも独自の意味があります。小さなRoti Buayaの存在は、子供連れや孫連れになるまで新郎が新婦に忠誠を尽くすことを表しています。Roti Buayaには、現在、様々なサイズがあります。しかし、Roti Buayaのペアのサイズは、通常50センチメートルです。
昔は、このRoti Buayaは、食べずに新婦が保管していました。新郎の永遠の忠誠の象徴になることから、Roti Buayaは固くなるまでそのようにされました。しかし、時代の移り変わりとともに、最近では、Roti Buayaは、式典の後家族とともに食べられるようになりました。特に未婚(みこん)の親戚とともに食べられます。その目的は、まだ結婚していない人たちがすぐにご縁を得られるようにすることです。
これで、パソナインドネシアを終わります。明日も、他の魅力的なトピックで、またお会いしましょう。