パソナインドネシアです。今日は、東カリマンタン州の伝統的な服のKUSTIMをご紹介します。
2024年8月17日、ジョコ・ウィドド大統領は、インドネシア共和国建国79周年を記念して、インドネシアのヌサンタラ首都国家宮殿(IKN)の中庭で宣言の瞬間を記念する式典を主導しました。式典査察官を務めるジョコ・ウィドド大統領は、クスティンとして知られる東カリマンタン州の伝的な服を着ているのが見られました。ジョコ・ウィドド大統領は、長袖で襟の高い黒いベルベットのシャツを着ていました。袖や襟の端、胸元には、パスメン(帽子や衣服などに縫い付けられる金や銀の糸で作られた装飾)が施されています。そして、同じ色、つまり黒のセトロンと呼ばれるペチという帽子をかぶっていました。
クスティムの伝統的な服は、東カリマンタン州のクタイ・カルタネガラ・スルタン国の歴史において重要な意味を持っています。この帝国は、インドネシア最古の王国の 1 つとして知られ、このヌサンタラ(諸島)の先駆けと考えられています。「クスティム」という用語自体は、「特大」を意味する「クスティン」という言葉に由来しており、この衣服が王室階層の最上位カーストに属していたことを示しています。クタイ・カルタネガラ・スルタン国の時代、伝統的なクスティムの服は、アジ・スルタン、王子、アジ・スルタンの姉と王子の妻だけが着用していました。この衣服は、通常、クタイ・カルタネガラ帝国が開催する大規模で壮大な祝賀会「エラウ」などの重要な儀式で着用されます。
今年の独立記念式典で伝統的なクスティムの服を着たジョコ・ウィドド大統領の姿は、インドネシアの文化遺産に対する感謝の意を示すとともに、先人から受け継がれた偉大さと国家的価値観の継続性を強調しています。ジョコ・ウィドド大統領は、伝統的なクスティムの服を着ることで、インドネシアの王国がかつて持っていた栄光と偉大さを思い出させるだけでなく、/諸島の伝統と文化を保存することの重要性について重要なメッセージを送りました。ジョコ・ウィドド大統領によると、独立記念日は単なる式典ではなく、国の豊かな文化と歴史を祝う日でもあるということです。
これで、パソナインドネシアを終わります。明日も、他の素敵なトピックで、またお会いしましょう。